世界の観光地名がわかる事典 「エマ王妃夏の離宮」の解説 エマおうひなつのりきゅう【エマ王妃夏の離宮】 アメリカのハワイ州オアフ島、ヌウアヌバレーに建つ王族の離宮。カメハメハ大王の孫にあたる4世と妻エマ王妃、そして幼少のアルバート・エドワード王子が夏季をここで過ごした。27歳で未亡人となったエマ王妃は、家族の思い出が詰まったこの離宮を愛した。ギリシア風リバイバル様式で建てられた離宮内には、エマ王妃が愛用した家具調度品の数々が展示され、往時の面影を今に伝えている。また、結婚の際にイギリスのビクトリア女王から送られた食器棚や食器、明治天皇から贈られた品なども展示されていて、当時の王家の栄華が偲ばれる。寝室には、穏やかな色彩のハワイアン・キルトの作品がある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報