20世紀西洋人名事典 「エミルボレル」の解説
エミル ボレル
Émile Borel
1871.1.7 - 1956.2.4
フランスの数学者,政治家。
元・海軍大臣,元・アンリ・ポアンカレ研究所所長。
アヴェロン県サンタフリック生まれ。
1909年ソルボンヌ大学教授に迎えられ、翌’10年からは母校のエコール・ノルマル・シュペリウール副校長を兼任。’31年アカデミー・デ・シアンス院長、アンリ・ポアンカレ研究所所長を兼任。また、政治にも参加し、’24年急進社会党の下院議員となり、’25年には海軍大臣を務める。’36年政界を引退。関数論、確立論の研究、ボレル叢書と呼ばれる50冊にも及ぶ数学叢書の監修を行ったことで知られ、著書に「偶然論」(’14年)、「確立と確実性」(’50年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報