エリューセラ島(読み)えりゅーせらとう(英語表記)Eleuthera

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エリューセラ島」の意味・わかりやすい解説

エリューセラ島
えりゅーせらとう
Eleuthera

西インド諸島北部、バハマ中北部の小島。首都ナッソーのあるニュー・プロビデンス島の東方140キロメートルに位置する。面積484平方キロメートル、人口7999(2000)。西側と南側に広大なバンク浅堆(せんたい))があり、長さ130キロメートルの細長い島がつくりだす海岸線とともに、バハマ諸島でももっとも美しい島といわれる。アメリカやイギリス連邦諸国からの観光客が多く、シー・スポーツやゴルフを楽しむ。主要港はバナース・ハーバー。17世紀初めバハマ諸島に最初の永住植民地が建設された島として知られる。

[栗原尚子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エリューセラ島」の意味・わかりやすい解説

エリューセラ島
エリューセラとう
Eleuthera Island

西インド諸島北部,バハマ北西部の島。サンゴ礁の低平な島で,北西-南東方向に細長く延びる。北部にダンモアタウン中部ガバナーズハーバー南部にロックサウンドの各集落がある。パイナップル乳製品などを産する。周辺のハーバー,スパニッシュウェルズなどの小島を含めて面積 518km2,人口 9300 (1990) 。

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