エリー調査(読み)エリーちょうさ(その他表記)the Erie Study

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エリー調査」の意味・わかりやすい解説

エリー調査
エリーちょうさ
the Erie Study

アメリカにおける科学的投票行動研究の出発点となった世論調査である。 1940年の大統領選挙にあたって,コロンビア大学の P.F.ラザースフェルドーが中心になって,オハイオ州エリー郡で調査を実施したのでこの名がある。調査結果は『民衆の選択』 The peoples choiceとして 44年に出版された。世界で初めて同一の回答者に繰返し調査を行い,態度変容を調べるパネル調査を実施したものであり,かつ社会学,社会心理学,コミュニケーション論などの学際的な研究として名高い。この調査の結果,ラザースフェルドーらは「コミュニケーションの2段階の流れ」仮説を提示し,オピニオン・リーダーの存在も示した。さらに投票行動研究における出発点ともなった社会学モデルを確立し,その後のアメリカ内外の投票行動研究に多大な影響を与えた。

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