20世紀西洋人名事典 「エルヴェバザン」の解説
エルヴェ バザン
Hervé Bazin
1911.4.17 -
フランスの小説家。
アカデミー・コンクール会長。
アンジェ生まれ。
本名Jean-Pierre〉 ジャン・ピエール〈Hervé-Bazin エルベ・バザン。
当初、詩人をめざすが、ポール・バレリーに勧められ、小説家に転向する。1948年に発表した「蝮を手に」が出世作となる。心理的な人物表現と社会風俗の描写にその才能の優れたところを発揮し、その他の代表作に「愛せないのに」(’56年)や「梟の声」(’72年)等がある。大叔父に小説家のルネ・バザンがおり、’73年アカデミー・コンクール会長も務める。’80年レーニン賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報