20世紀西洋人名事典 「エレン・アリステリー」の解説
エレン・アリス テリー
Ellen Alice Terry
1847 - 1928
英国の俳優。
元・ロンドン・インペリアル劇場支配人。
俳優一家に生まれ、9歳で初舞台を踏んだ。1878〜1902年まで名優H.アービングの相手役を務め、この間にシェークスピア劇の重要な役を演じた。’02年からロンドンのインペリアル劇場の支配人を勤めた。3度結婚し、舞台装置家、演出家のゴードン・クレイグは息子である。G.B.ショーの「ブラスバウンド船長の改宗」(’06年)は彼女のために書かれた。文筆にも優れ、自叙伝やシェークスピア劇の演技論、バーナード・ショーとの往復書簡等を著した。’25年デイムに叙せられた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報