釣鐘草(読み)ツリガネソウ

デジタル大辞泉 「釣鐘草」の意味・読み・例文・類語

つりがね‐そう〔‐サウ〕【釣鐘草】

釣鐘形の花をつける草。ツリガネニンジンホタルブクロなど。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「釣鐘草」の意味・読み・例文・類語

つりがね‐そう‥サウ【釣鐘草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物ほたるぶくろ(蛍袋)」の異名。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「六月〈略〉つりかね草」(出典:俳諧・毛吹草(1638)二)
  3. 植物「つりがねにんじん(釣鐘人参)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  4. 植物「そばな(蕎麦菜)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  5. 植物「なるこゆり(鳴子百合)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  6. 植物「ききゅう(鬼臼)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  7. 植物「ぼたんづる(牡丹蔓)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  8. 植物「くさぼたん(草牡丹)」の異名。
  9. 植物「せんにんそう(仙人草)」の異名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「釣鐘草」の解説

釣鐘草 (ツリガネソウ)

植物。キンポウゲ科の落葉低木,園芸植物,薬用植物クサボタン別称

釣鐘草 (ツリガネソウ)

植物。キキョウ科一年草;二年草,園芸植物。フウリンソウの別称

釣鐘草 (ツリガネソウ)

植物。キキョウ科の多年草,薬用植物。ツリガネニンジンの別称

釣鐘草 (ツリガネソウ)

植物。ユリ科の多年草,園芸植物,薬用植物。ナルコユリの別称

釣鐘草 (ツリガネソウ)

植物。キキョウ科の多年草,園芸植物。ホタルブクロの別称

釣鐘草 (ツリガネソウ)

植物。キンポウゲ科の落葉木質つる植物。ボタンズルの別称

釣鐘草 (ツリガネソウ)

植物。キキョウ科の多年草。ソバナの別称

釣鐘草 (ツリガネソウ)

植物。メギ科の多年草。キキュウの別称

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世界大百科事典(旧版)内の釣鐘草の言及

【ホタルブクロ(蛍袋)】より

…山地の日当りのよい道路わきや林縁の草地にふつうに生える。花は総状につき,花冠は大きくつり鐘状で,長さ4~5cmにもなり,ツリガネソウともいう。ホタルブクロの名は,花がホタルを入れる袋にたとえられたという説と,〈火垂(ほた)る袋〉つまり提灯にたとえられたものだという説がある。…

※「釣鐘草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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