エンケの空隙(読み)エンケノクウゲキ

デジタル大辞泉 「エンケの空隙」の意味・読み・例文・類語

エンケ‐の‐くうげき【エンケの空隙】

土星の環にみられる隙間。幅約325キロでカッシーニの空隙の次に大きい。米国の天文学者キーラーが発見し、土星の環の詳細な観測を行ったドイツの天文学者エンケの名を付けた。衛星パン軌道がこの空隙にあり、隙間の構造形成を維持している。エンケの間隙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 カッシーニ

世界大百科事典(旧版)内のエンケの空隙の言及

【土星】より

…1969年C環の内側にも環があることがわかり,D環と名付けられたが,観測が進むにつれて環の数は増え,ボエジャーによってE,F,G環まで確認された。 A環の中にエンケの空隙と称する隙間があることは古くから知られていたが,ボエジャーの撮影した写真では環はレコードの溝のように多くの細い環でできていることがわかった。逆にカッシニの空隙にも淡い環が存在し,環が単純なものでないことが確認された。…

※「エンケの空隙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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