普及版 字通 「エン・ぼうふら」の読み・字形・画数・意味
7画
[字訓] ぼうふら
[説文解字]
[字形] 象形
ぼうふらの形。〔説文〕四下に「小蟲なり。に從ひ、囗(ゐ)聲、一に曰く、なり」とし、また虫部十三上に「はなり」とみえるが、何の虫であるかをいわない。字条の〔段注〕に「按ずるに、井中の孑孑(げつげつ)、蟲の至りて小なるなり。獨り井中に之れるのみならず」と、ぼうふらと解する。はその象形とみてよく、口はその尾端の象であろう。空の義は、捐の字義によるものであろう。
[訓義]
1. ぼうふら。
[声系]
〔説文〕に声とするものは・悁・涓・絹など十七字。悁は於切、またに狂・烏玄の二切があり、両声がある。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報