エン・ぼうふら

普及版 字通 「エン・ぼうふら」の読み・字形・画数・意味


7画

[字音] エン(ヱン)
[字訓] ぼうふら

[説文解字]

[字形] 象形
ぼうふらの形。〔説文〕四下に「小蟲なり。に從ひ、囗(ゐ)聲、一に曰く、なり」とし、また虫部十三上に「なり」とみえるが、何の虫であるかをいわない。字条の〔段注〕に「按ずるに、井中の孑孑(げつげつ)、蟲の至りて小なるなり。獨り井中に之れるのみならず」と、ぼうふらと解する。はその象形とみてよく、口はその尾端の象であろう。空の義は、捐の字義によるものであろう。

[訓義]
1. ぼうふら。

[声系]
〔説文〕に声とするものは・悁・涓・絹など十七字。悁は於切、またに狂・烏玄の二切があり、両声がある。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android