20世紀西洋人名事典 「エーリヒザロモン」の解説
エーリヒ ザロモン
Erich Salomon
1886 - 1944
ドイツの写真家。
ベルリン生まれ。
銀行家の4男に生れミュンヘン大学より法学博士号を取得した。はじめ弁護士であったが、1928年写真家となる。フラッシュを使わずに自然光で、人々の自然の姿をスナップするフォト・ジャーナリズムを確立した最初の人である。’38年以降はフリーとなり各国出版社に寄稿した。ユダヤ系のため第二次世界大戦中ナチスに迫害され、妻子と共にアウシュウィッツで没した。’31年に「最も自然な姿をしたときの有名人」を出版した。その他の作品に「時代の肖像」(’63年、死後出版)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報