オイラト(その他表記)Oyirad

山川 世界史小辞典 改訂新版 「オイラト」の解説

オイラト
Oyirad

モンゴル系の遊牧民。西モンゴル人とも呼ばれ,トルグート,ホシュート,チョロス,ドルベドなど複数の部族からなる。モンゴル国西部,中国西北部,ロシア連邦カルムィク・タングチ共和国などに分布する。13世紀にはイェニセイ川上流にあってモンゴル帝室と通婚した。15世紀に強大化してハーン勢力をしのぎ,エセンが出て一時全モンゴルを統一した。その後モンゴルのダヤン・ハーンアルタン・ハーンに討たれ,一時衰えた。17世紀前半に各地に発展し,トルグート部がロシアに移住しカルムィクと呼ばれ,またホシュート部が青海地方に移住して青海ホシュートと呼ばれた。17世紀後半にはチョロス部のガルダンがホシュート部から支配権を奪い,ジュンガルと称した。1757年清朝に征服された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む