オキサゾリン

化学辞典 第2版 「オキサゾリン」の解説

オキサゾリン
オキサゾリン
oxazoline

C3H5NO(71.08).オキサゾールのジヒドロ誘導体の名称で,二重結合の位置を示した次の3種類の構造が考えられるが,無置換体は2-オキサゾリンのみが知られている.2-ホルムアミドエタノール塩化チオニルを作用させるか,N-(2-クロロエチル)ホルムアミドに水酸化カリウムを作用させると生成する.無置換2-オキサゾリンはピリジン臭をもつ無色の液体.沸点98 ℃.1.075.エタノール,エーテル可溶.最近,オキサゾリンという名称は,IUPAC名でもCA名と同じように,オキサゾールのジヒドロ体として命名することになった.[CAS 504-77-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む