おきじ豆腐(読み)おきじどうふ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「おきじ豆腐」の意味・わかりやすい解説

おきじ豆腐
おきじどうふ

豆腐料理一種天明(てんめい)4年(1784)版の『豆腐百珍余録』に尋常品の部分に入っている。昔、宮中では正月に高位高官をはじめ、下々の者までこの豆腐料理を下賜し、また年末の禁庭お煤(すす)払いのときにも下賜されたという。豆腐1丁を四つくらいの四角形に切り、水分を少々減らして塩をふりかけ、火にかけて焼き、冷めないうちに温かい酒をかける。簡単な料理法であるが、味よくつくるにはむずかしい料理である。

多田鉄之助

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