オゴルマン(その他表記)Juan O'Gorman

改訂新版 世界大百科事典 「オゴルマン」の意味・わかりやすい解説

オゴルマン
Juan O'Gorman
生没年:1905-82

メキシコ画家建築家,版画家。モダニズム運動の洗礼を受ける一方で,インディヘニスモへの考察も深め,メキシコ人作家としてのアイデンティティ確立に終生取り組んだ。絵画ではテンペラ画法でトロンプ・ルイユを駆使した画面を構成する。建築では機能主義理論の先駆者。メキシコ国立大学中央図書館の壁画モザイク装飾は,近代建築インディオ伝統がみごとに結びついている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 加藤

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む