オゴルマン(その他表記)Juan O'Gorman

改訂新版 世界大百科事典 「オゴルマン」の意味・わかりやすい解説

オゴルマン
Juan O'Gorman
生没年:1905-82

メキシコ画家建築家,版画家。モダニズム運動の洗礼を受ける一方で,インディヘニスモへの考察も深め,メキシコ人作家としてのアイデンティティ確立に終生取り組んだ。絵画ではテンペラ画法でトロンプ・ルイユを駆使した画面を構成する。建築では機能主義理論の先駆者。メキシコ国立大学中央図書館の壁画モザイク装飾は,近代建築インディオ伝統がみごとに結びついている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 加藤

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android