オシリス・レックス

共同通信ニュース用語解説 「オシリス・レックス」の解説

オシリス・レックス

米航空宇宙局(NASA)が開発した小惑星探査機。太陽系初期の物質を含むベンヌを観測し、石を持ち帰るのが使命。太陽光パネルを広げた全長は6・2メートル、本体は2・4メートル、重さ880キロ。石を地球に届けたカプセルは直径81センチ、重さ50キロ。ベンヌは23世紀までに1750分の1の確率で地球にぶつかる可能性があり、危険な天体の動きや対処法を研究する狙いもある。カプセルの分離後、別の小惑星アポフィスを観測する追加探査を行う。(ワシントン共同)

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知恵蔵mini 「オシリス・レックス」の解説

オシリス・レックス

アメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機。米国版「はやぶさ」とも呼ばれる。2020年10月20日(米国時間)に地球から約3億キロメートル離れた小惑星「ベンヌ」への着陸に成功した。その際、同探査機はロボットアームの先に取り付けた装置地表に接触させ、表面の石や砂などの標本採取に成功した。同探査機の持ち帰る標本は23年9月に米国ユタ州の砂漠へ着陸する予定である。

(2020-10-27)

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