オスマン朝美術(読み)オスマンちょうびじゅつ(その他表記)Ottoman art

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オスマン朝美術」の意味・わかりやすい解説

オスマン朝美術
オスマンちょうびじゅつ
Ottoman art

オスマン帝国(1299~1922)のイスラム美術セルジューク朝美術基盤とし,ビザンチン美術の影響を受けて発展。壮大な建築が高度に発達し,代表的遺例としてイスタンブールスレイマン・モスクスルタン・アフメット・モスクがあげられる。陶器は 15世紀以降イズニクやクタイアを中心に発達した。絵画では控えめな色調ミニアチュールが描かれたが,18世紀以降ヨーロッパの影響を受けて独自性を欠き,衰退に向かった。肖像画の発達もこの時代の特徴の一つである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 モスク

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む