スレイマンモスク

デジタル大辞泉 「スレイマンモスク」の意味・読み・例文・類語

スレイマン‐モスク

Tzami tou SouleimanΤζαμί του Σουλεϊμάν》ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶロードス島の都市ロードスの旧市街にあるイスラム教寺院。1522年、オスマン帝国軍が同島を統治していた聖ヨハネ騎士団を破り、勝利を記念して建造名称戦いを指揮したスレイマン1世にちなむ。
Süleymaniye Mosque》⇒スレイマニエモスク

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スレイマンモスク」の意味・わかりやすい解説

スレイマン・モスク
Mosque of Sultān Süleyman I

オスマン帝国の全盛時代 1550~57年に,スレイマン1世発願により,イスタンブール中心部に建てられた大モスクトルコ語でスレイマニエ・ジャーミ Süleymaniye Cami。設計者は大建築家ミマール・シナン。モスクの周囲には病院マドラサ学院),キャラバンサライハンマーム浴場),スレイマン1世の墓廟などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スレイマンモスク」の意味・わかりやすい解説

スレイマン・モスク
すれいまんもすく
Süleymaniye Camii トルコ語

トルコのイスタンブールにあるイスラム寺院。スレイマン1世が名建築家スィナンに命じてつくらせた。1550年に着工し、57年に完成。高さ53メートルのドームと高さ64メートルの4本のミナレットをもち、堂の内外ともに雄健気風に満ちていて、オスマン・トルコ盛期を代表する建築の一つとされている。東側に八角形のスレイマン大帝廟(びょう)がある。付属のメドレセ施療院だった建物の一部が、いまではトルコ・イスラム美術館になっている。

[紅山雪夫]

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旺文社世界史事典 三訂版 「スレイマンモスク」の解説

スレイマン−モスク
Süleymaniye mosque

スレイマン1世の命により1550〜57年,イスタンブルに建立されたモスク
ハギ−ソフィアセント−ソフィア聖堂)をモデルとしており,礼拝堂中央の大ドームは高さ53mにおよぶ。トルコ−イスラーム建築を代表する建物。

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