おぜえす

精選版 日本国語大辞典 「おぜえす」の意味・読み・例文・類語

おぜえ・す

  1. 〘 自動詞 サ行特活 〙 ( 江戸遊里語 )
  2. [ 一 ] 「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。おぜんす。
    1. [初出の実例]「鶴(くゎく)さんをしらぬものはおぜへすめへ」(出典洒落本美地の蠣殻(1779))
  3. [ 二 ] 補助動詞として用い、丁寧の意を表わす。(で)ございます。(で)あります。おぜんす。おぜいす。
    1. [初出の実例]「おもしろくもおぜへせうが」(出典:洒落本・美地の蛎殻(1779))

おぜえすの補助注記

活用は助動詞えす」に同じ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android