えす

精選版 日本国語大辞典の解説

〘自動〙 (活用未詳。「えんす」の変化した語) あります。尊大な気持を表わしていい、「でえす」の形でいうことが多く、終止形だけ見られる。→でえす
※浄瑠璃・太平記菊水之巻(1759)四「近年現銀でなければ療治は致さぬ、貴様其用意がゑすか」
〘助動〙 (「ます」の変化した語。活用は「えせ(えしょ)・えし・えす・えす・○・○」) 近世、江戸の遊里語。丁寧の意を表わす。上にくる動詞の連用形語尾がエ段の場合に多く用いられ、イ段の場合には「いす」となることが多いが、「えす」を用いることもある。
※洒落本・志羅川夜船(1789)西岸世界「やっぱり清兵へとかきへすかへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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