日本大百科全書(ニッポニカ) 「オソルノ火山」の意味・わかりやすい解説 オソルノ火山おそるのかざんVolcán de Osorno チリ南部、プエルト・モント市の北北東方にそびえる活火山。標高2660メートル。玄武岩、安山岩からなる美しい円錐(えんすい)形の成層火山で、山頂部は四季を通じて白雪を頂く。1719年から1869年に8回噴火し、爆発活動のほか溶岩流を生じたこともあった。1世紀近い休眠ののち、近くでチリ大地震(マグニチュード8.5)が起きた1960年に爆発した。山頂では常時噴気している。[諏訪 彰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例