オトミ族(読み)オトミぞく(その他表記)Otomī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オトミ族」の意味・わかりやすい解説

オトミ族
オトミぞく
Otomī

メキシコ中央高原,山間部に居住し,オトミ語系の言語を話すラテンアメリカインディアン諸民族の総称。アサワ族,パメ族などの7民族が領域を接して居住する。オトミ族は紀元前後からこの地に住んでいた先住民であるが,北方からやってきたナワ族に支配され,アステカ帝国の領土となり,さらにスペイン人による征服,植民地化と,幾多の文化変容を受けた。今日,言語もスペイン語が主となり,独自の伝統文化も失われたが,オトミ族であるという帰属意識だけは非常に強く残っている。焼畑農耕によるトウモロコシ栽培を主とし,リュウゼツラン (竜舌蘭) の栽培や家畜の飼育を行う。

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