20世紀西洋人名事典 「オトヴィンツァー」の解説
オト ヴィンツァー
Otto Winzer
1902 - 1975
ドイツ(東ドイツ)の政治活動家。
元・東ドイツ外務大臣。
ベルリン生まれ。
労働者の息子として生まれ、印刷工として働く。1919年社会主義青年、’20年には共産主義青年に参加、KIMの出版関係を担当、’25年にはKPDに入党し中央機関で活動。ヒットラー政権下では共産主義地下活動(’33〜34年)をし’35年初めドイツ退去を強いられ、フランス、オランダ、ソ連に亡命、’45年帰国。すぐにKPDを組織、SEDとともに活動し、’47年、中央委員会の委員になり、’49年10月ドイツ民主主義共和国が樹立した時にはヴィルヘルム・ピーク共和国大統領の特別秘書局長に任命され、外務次官を経、’66〜’69年外務大臣となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報