オルガン奏法(読み)オルガンそうほう(英語表記)organ playing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルガン奏法」の意味・わかりやすい解説

オルガン奏法
オルガンそうほう
organ playing

演奏法としては,手の技法,足 (ペダル) の技法,ストップ (→音栓 ) 操作法がある。 19世紀のピアノ奏法のめざましい発展に影響され,今日のオルガン奏法はピアノ奏法の基礎の上に体系化されている。手の技法は多くの点でピアノの場合と同じであるが,ピアノのように打鍵して音を響かせるのではなく,音の長さを保つ楽器であるため,アーティキュレーションに特別の注意が要求される。足鍵盤はオルガン特有のものであり,爪先とかかとを用いる。また,一つの楽器で音色を変化させるストップ操作および配合役割は,曲の趣を生かすうえに重要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android