オルガン音楽(読み)オルガンおんがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルガン音楽」の意味・わかりやすい解説

オルガン音楽
オルガンおんがく

オルガンの発展過程がかなり明確にとらえられるのに対し,初期のオルガン音楽については不明瞭な点が多い。現存する最古の鍵盤音楽の楽譜は,1325年頃の『ロバーツブリッジ写本』であり,中世の舞曲とモテトの編曲を含んでいる。 16世紀初めに現れた P.ホーフハイマーと A.シュリックは,初期オルガン音楽の発展上大きな貢献をした。さらにカバッツォーニ,メールロ,ガブリエリ,カベソンらにより,トッカータ,オルガン・コラール,リチェルカーレ,カンツォーナなどの形式がつくられた。オルガン音楽の黄金時代はバロック時代であり,スウェーリンクやフレスコバルディらを経て,バッハのコラール・プレリュード,トッカータ,プレリュードとフーガなど,多数のオルガン作品においてその頂点に達した。バッハ以後オルガン音楽は衰退の兆しをみせたが,19世紀にはオルガンの管弦楽的色彩感を基礎に,リストがオルガン音楽の新しい道を開いた。現代ではデュプレやメシアンらの作曲活動があげられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオルガン音楽の言及

【オルガン】より

… 15世紀までに,複数の手鍵盤と足鍵盤の登場とストップ機構の考案による各音色の分離,独立が行われ,今日のオルガンの基本形ができ上がっていた。しかし,当時のオルガン音楽は,すでに非常に高い水準にあった声楽ポリフォニーに比べると,ごく単純なもので,声楽曲の編曲が主であった。最初期の作曲家として,14世紀イタリアのF.ランディーニ,15世紀ドイツのイーレボルクA.Ileborgh(生没年不詳),パウマンK.Paumann(1415ころ‐73),シュリックA.Schlick(1455‐1525)などが知られている。…

※「オルガン音楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

生まれて初めての恋。[補説]書名別項。→初恋[類語]恋・恋愛・愛恋あいれん・愛・恋情れんじょう・恋慕れんぼ・思慕しぼ・眷恋けんれん・色恋いろこい・慕情ぼじょう・恋心・狂恋・悲恋・片恋・片思い・岡惚れ・...

初恋の用語解説を読む