オルス・イ・ロビラ(その他表記)Ors y Rovira, Eugenio d'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルス・イ・ロビラ」の意味・わかりやすい解説

オルス・イ・ロビラ
Ors y Rovira, Eugenio d'

[生]1882.9.28. バルセロナ
[没]1954. バルセロナ,ビリャヌエバイヘルトルー
スペインの哲学者,小説家,劇作家。カタルニャ人の父とキューバ人の母の間に生れた。カタルニャ語によるジャーナリストとして出発し,ヨーロッパやアメリカの各地を旅行しながら執筆の場をパリにおいた。本質的には古典主義者であるが,バロック洗礼を受けた知的革新主義者でもあり,「20世紀主義」 El novecentismoを標榜してオルテガ・イ・ガセットとともに広くヨーロッパ的視野からスペイン文明を理解しようと努めた。著作は大部分がアフォリズム集『語録』 Glosario (1904~46) に収められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む