ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルス・イ・ロビラ」の意味・わかりやすい解説
オルス・イ・ロビラ
Ors y Rovira, Eugenio d'
[没]1954. バルセロナ,ビリャヌエバイヘルトルー
スペインの哲学者,小説家,劇作家。カタルニャ人の父とキューバ人の母の間に生れた。カタルニャ語によるジャーナリストとして出発し,ヨーロッパやアメリカの各地を旅行しながら執筆の場をパリにおいた。本質的には古典主義者であるが,バロックの洗礼を受けた知的革新主義者でもあり,「20世紀主義」 El novecentismoを標榜してオルテガ・イ・ガセットとともに広くヨーロッパ的視野からスペイン文明を理解しようと努めた。著作は大部分がアフォリズム集『語録』 Glosario (1904~46) に収められている。
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