オルタネート・ピッキング(読み)オルタネートピッキング

音楽用語ダス の解説

オルタネート・ピッキング[alternate picking]

指やピックを使用して弦を弾くこと。演奏スタイルによっていろいろな奏法がある。(1)クロス・ピッキング:速いテンポで複数の弦をまたいで(クロスして)弾く奏法。(2)オルタネート・ピッキング:コード弾き、単音弾き、弦移動などに関係なく一定にダウン・ピッキングとアップ・ピッキングを繰り返す方法。音を出さない部分やのばす部分でも空ピックを利用してピッキングを行うため、ダウンとアップの一定な繰り返しには変化は無い。(3)2フィンガー・ピッキング/3フィンガー・ピッキング:前者親指人差し指を使い、アルペジオオクターブ奏法に適している。後者は2フィンガーに中指を加えた奏法。こちらもアルペジオに適している。いずれも親指でベース音を弾き、他の指で高音弦を弾くというパターンが一般的。(4)その他にクラシックギターのように右手全ての指を使う奏法、フラメンコ・ギターのように掌をにぎった状態から指を順番に強く開くようにして弾くスタイルなど様々なピッキングがある。(5)ベース・ギターでは、上記の他に2フィンガー奏法、チョッパー・ベース奏法などがある。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

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