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おわら節(読み)オワラブシ

百科事典マイペディア 「おわら節」の意味・わかりやすい解説

おわら節【おわらぶし】

民謡曲名。〈おわら〉という囃子詞(はやしことば)をもつ。特に有名なのは〈越中おわら節〉で,富山県八尾町(現・富山市)の《風の盆》で三味線胡弓,太鼓の伴奏で歌い踊られるもの。また〈花は霧島〉で始まる〈鹿児島小原良節〉もよく知られ,ほかに〈津軽おわら節〉などがあるが,それぞれ歌詞も旋律も異なる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「おわら節」の意味・わかりやすい解説

おわら節
おわらぶし

日本民謡の曲名。『越中おわら節』『津軽おはら節』『鹿児島おはら節』など。これらは曲節は異なるが,いずれも曲中に「おはら」あるいは「おわら」の囃子詞が入るのでこう呼ぶ。

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世界大百科事典(旧版)内のおわら節の言及

【越中おわら節】より

…〈風の盆〉は豊年を祈って風の神を鎮める祭。3日間町中は《越中おわら節》の総出の踊りに明け暮れする。歌詞中に曲目名の由来でもある〈オワラ〉というはやしことばを伴い,かん高いうたい出しで,うたいこなすのがむずかしい。…

※「おわら節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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