デジタル大辞泉 「曲節」の意味・読み・例文・類語 きょく‐せつ【曲節】 1 楽曲の節ふし。節回し。曲調。2 曲がっていたり節があったりすること。心や行動がねじ曲がっていること。「心に―あり、人の為にあしき人は…始終あしき也」〈正法眼蔵随聞記・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「曲節」の意味・読み・例文・類語 きょく‐せつ【曲節】 〘 名詞 〙① 音楽や歌謡などの曲づけと節まわし。調子。曲調。ふしまわし。[初出の実例]「三々九・手夾・八的等之曲節。近日打続経二営之一」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃)正月)② まがっていたり節(ふし)があったりすること。心や行動がねじ曲がっていることにもいう。[初出の実例]「心に曲節あり、人の為にあしき人は、たとひ一旦は果報もよく、家をたもてる様なれども」(出典:正法眼蔵随聞記(1235‐38)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「曲節」の意味・わかりやすい解説 曲節きょくせつ 日本音楽の用語。場合によっていろいろな意味に用いられる。 (1) 旋律的表現の意。歌詞に対して節づけられる作曲について,リズム,デュナーミク,アゴーギクを総合していう。曲調,節回しという場合も同様。 (2) 声楽の類型的な旋律部分を意味し,特に楽式上の構成要素の単位となることもあるような部分全体をさすこともある。大旋律型ともいう。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by