最新 地学事典 「オーソメトリックな高さ」の解説
オーソメトリックなたかさ
オーソメトリックな高さ
orthometric height
地表上の1点から,平均海水面と一致している等ポテンシャル面であるジオイド上に落とした鉛直線の長さによって定義される高さ。通常,海抜標高と称している高さを科学的に定義したものである。地球の地形面の各点を通る水準面は互いに必ずしも平行ではなく,このため精密水準測量で求めた高さは必ずしもオーソメトリックな高さにならず,2点間を結ぶ水準線のとり方によって異なった高さの差が得られる。オーソメトリックな高さを求めるには,水準測量の結果に重力の分布に関係した補正量を加える。この補正量は標高1,000mぐらいの山地で十数cm程度になる。
執筆者:藤井 陽一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

