オーバーステア(読み)おーばーすてあ(その他表記)over steer

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オーバーステア」の意味・わかりやすい解説

オーバーステア
おーばーすてあ
over steer

自動車操縦性の一傾向で、ハンドル操舵(そうだ)量以上に車体が向きを変えようとする性質。平坦(へいたん)な路面で、一定の操舵角を保って旋回しながら速度をあげていくと、しだいに内側へ回り込み、ハンドルを戻さなければならない状態がオーバーステアである。敏捷(びんしょう)な運動性を要求されるスポーツカーレーシングカーでは、きついコーナーを高速で通過するために、アクセルを強く踏んだ際にオーバーステアになるようセットされたものが多い。なおオーバーでもアンダーでもないものをニュートラルステアという。

[高島鎮雄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む