デジタル大辞泉 「アンダーステア」の意味・読み・例文・類語 アンダーステア(understeer) 自動車の操縦上の性質で、ハンドルの切り方に対して、車体の向きの変わり方が相対的に弱いものをいう。広い平坦な路面でハンドルを一定の角度に固定して、旋回しながら速度を上げていくと、しだいに外側へふくらんでいく性質。→オーバーステア →ニュートラルステア 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンダーステア」の意味・わかりやすい解説 アンダーステアあんだーすてあunder steer 自動車の操縦性の一つの傾向で、ハンドルを切った角度よりも、車体が向きを変える角度が相対的に小さいものをいう。このため平らな路面で一定の操舵角(そうだかく)で旋回しながら速度をあげていくと、回転半径がしだいに大きくなっていく。これに対し回転半径が変わらないものをニュートラルステアという。アンダーステアの程度は、車体の前後の重量配分、サスペンション(懸架装置)のセッティング、タイヤの摩擦、エンジンの駆動力などによって変わる。実用車は安全性確保の見地から、弱いアンダーステアにセットされている。[高島鎮雄][参照項目] | オーバーステア アンダーステアとオーバーステア 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例