お籠り(読み)おこもり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「お籠り」の意味・わかりやすい解説

お籠り
おこもり

神社やお堂にこもり,心身を清らかに保つための隔離生活をおくる宗教的行為。神事に先立って行うものと,個人や共同祈願のためのものとがある。神祭りや神事的年中行事においては,神霊を迎え祀る点が行事の中心となるが,神事に奉仕する人々は穢れを遠ざけ,俗界との関係を絶ち,家族とも別居して慎みの生活をおくるべきものとされていた。また雨乞い台風を避ける祈願 (→風祭 ) など大事な願い事のあるとき,神仏に参詣して祈願をこめるが,祈願の効果を高めるためには,累積的にしばしば参詣することがあり,さらに効果をあげるためには泊り込んで数日間,祈願を続ける。あらかじめ 21日間とか 49日間とかの期間を定めて,お籠りに入ることもある。のちには信仰的な意が薄れて,村人たちが一堂に会し,楽しく飲食をともにすることまで,お籠りと呼ぶようになった。

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