普及版 字通 「カイ・おにやらい」の読み・字形・画数・意味

10画
[字訓] おにやらい
[説文解字]

[字形] 会意
(亥)(がい)+殳(しゆ)。亥は祟(たたり)をなす呪霊をもつ獣の象形。これを殴(う)って邪霊を追い放つ共感呪術的な呪儀。〔説文〕三下に「
(かいかい)、大剛卯(だいがうばう)なり。以て
(せいび)を
ふ」とし、
声とする。亦声とみてよい。大剛卯は漢代に用いた呪符。金石や桃杖に有韻の呪文をしるし、腰に帯びた。わが国の卯杖・卯
の類である。[熟語]

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