普及版 字通 の解説
16画
[字訓] きょうかたびら・そで・いだく
[説文解字]
[その他]
[字形] 会意
衣+鬼(き)。〔説文〕八上に形声とし、「袖なり。一に曰く、なり」とするが、字は会意の構造法であり、〔字鏡〕に「鬼衣なり」とするのがよい。死者の用いる衣、すなわち経帷子(きようかたびら)の類である。
[訓義]
1. きょうかたびら。
2. そで、そででつつむ、たもとにする。
3. と通じ、いだく。
[語系]
・・懷(懐)hoiは同声。〔説文〕は懐袖の意によってを袖と解するが、は鬼衣で死者の衣、はそれに涙する意の字。(傀)kuiはに従い、はその弔喪のときに用いる呪玉であろう。
[熟語]
誠▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報