すべて 

カイザースウェルト施設(読み)かいざーすうぇるとしせつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カイザースウェルト施設」の意味・わかりやすい解説

カイザースウェルト施設
かいざーすうぇるとしせつ

ドイツ、デュッセルドルフ郊外のプロテスタント教区内の諸施設。教区の牧師であったフリードナーTheodor Fliedner(1800―64)は1833年、自庭内に女囚保護施設を、ついで幼児学校をつくったが、ディーコネス(女性の社会奉仕員)の必要性を感じディーコネス学園をつくった。また有能な看護婦を育てるために病院を建てた。ディーコネスは教師(師範学校)か看護婦(看護学校)かの訓練を受けた。ほかに孤児院、救護院、授産所、教区学校、すべての施設のための浴場農園などを開設し、ヨーロッパのディーコネス学園の源流となった。ナイチンゲールも短期間ここで学んだ。

[山根信子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む