授産所(読み)ジュサンジョ

デジタル大辞泉の解説

じゅさん‐じょ【授産所】

生活困窮者・身体障害者などで就業能力の限られている者に対し、就労または技能の修得のために必要な機会および便宜を与える施設。生活保護法社会福祉法などにより、地方公共団体社会福祉法人などが設置。障害者自立支援法の施行に伴い、授産施設は同法に基づく就労支援施設に移行した。→社会就労センター

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百科事典マイペディアの解説

授産所【じゅさんじょ】

労働能力の比較的低い要保護者,その他の低所得者に対し,その自立助長のため仕事や技能を与えることを目的とする施設。法律上は〈授産施設〉という。生活保護法による施設と社会福祉事業法(現,社会福祉法)による施設のほか,身体障害者,知的障害者等を対象とした援産施設がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅさんじょ【授産所】

授産事業を行う社会福祉施設で,関係法上は授産施設と呼ばれる。授産事業は,身体・精神上の理由や世帯の事情により就業能力に制約のある要保護者に対して,就労や技能修得に必要な便宜を与えて,その経済的自立と安定を援助する社会福祉事業である。明治期にすでに士族授産があり,大正期の授産事業は経済保護事業の重要な分野の一つであったが,第2次大戦後の授産事業は,とくに稼働能力をもちながら就労が困難な障害者に対する施策として,低所得者対策のなかの重要な位置を占めている。

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精選版 日本国語大辞典の解説

じゅさん‐じょ【授産所】

〘名〙 生活困窮者や身体障害者などで就業能力の限られている者に必要な技能を習得させ、就業の便宜を与える施設。明治五年(一八七二)一月一八日、大貧院を改め、大阪府で開始した施設で、織物、裁縫、養蚕、紡績、苗木栽培、養豚などの仕事を授け、また、これらを教授して職業を与えようとしたもの。第二次世界大戦後、地方公共団体または社会福祉法人の経営だけが許可され、各地に設置された。授産場。〔現代語大辞典(1932)〕

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