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孤児院 こじいんorphanage

翻訳|orphanage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

孤児院
こじいん
orphanage

親を失い,保護者のない乳幼児,少年を収容して,扶養,教育を施す社会事業の施設。 1947年児童福祉法制定されてからは,児童福祉施設として取り扱われ,乳児院児童養護施設に機能が引き継がれた。

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デジタル大辞泉の解説

こじ‐いん〔‐ヰン〕【孤児院】

身寄りのない児童を収容して養育する施設。昭和22年(1947)児童福祉法の制定によって養護施設改称

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世界大百科事典 第2版の解説

こじいん【孤児院】

孤児を収容し保護する施設。現在,日本の法律上は児童養護施設と呼ばれている(児童福祉法41条)。ヨーロッパでは孤児の保護は宗教や私的慈善の立場から,教会やギルドなどによって古い時代から行われていた。イギリスの場合,両親の死亡その他の理由で扶養されなくなった乳幼児は,教区によって養育された。16世紀末期以後,イギリスのロンドン,ブリストルシュルーズベリーの都市では孤児院が設けられたこともある。また,ドイツのハレにA.H.フランケが1698年に開設した孤児院や,スイスのシュタンツにあった18世紀末のJ.H.ペスタロッチの孤児院などの例がある。

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大辞林 第三版の解説

こじいん【孤児院】

身寄りのない児童を収容して養育した社会事業の施設。1947年(昭和22)児童福祉法によって、養護施設と改称、97年(平成9)児童養護施設に改称。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

孤児院
こじいん

死別、遺棄などによって両親を失った身寄りのない子供を収容し保育する社会事業施設。救育所ともいった。孤児院という名称は、1929年(昭和4)公布の救護法で初めて公用語となった。しかし、このことばは、その内容をあまりにも露骨に表し、差別感をも招いた。そのため、47年(昭和22)公布の児童福祉法で養護施設という名称に変わった。また、97年(平成9)の児童福祉法第五〇次改正により、養護施設は児童養護施設と改称された。
 日本における児童救済施設は明治10年代以降つくられ始め、1890年(明治23)の日本資本主義最初の経済恐慌、91年の濃尾(のうび)地震による孤児・棄児の大量発生を直接的契機に、より基本的には日本資本主義の成立に伴う下層社会の形成に対応するものであった。児童救済施設は、民間団体のおもに宗教団体、とくにキリスト教的背景をもつものが多い。なかでも石井十次(じゅうじ)によって1887年に設立された岡山孤児院は、施設名に孤児院ということばを最初に使った、明治年間最大の孤児院であった。
 国際的には、石井にも影響を与えたイギリスのバーナードThomas John Barnardo(1845―1905)によって1870年に設立されたバーナード・ホームが有名である。バーナード・ホームは、従来の大収容施設にかわり、一般家庭の住居規模に近い建物で、夫婦者の保父・保母を中心に少人数の子供が一般家庭のような日常生活を送る小舎制を採用し、職業教育、アフター・ケアなどを行い、児童収容施設の近代化に貢献した。[横山和彦]
『更井良夫著『石井十次と岡山孤児院』第2版(1995・石井十次先生銅像再建委員会)』

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