普及版 字通 「カイ・せまい」の読み・字形・画数・意味

16画
[字訓] せまい
[字形] 形声
声符の部分は
(さん)であるが、おそらく
(かい)の省文に従うものであろう。〔説文〕に
を収めず、韭(きゆう)部七下に「
(かい)は
なり」とみえ、
と同声。〔文選、左思、魏都の賦〕に「風俗は
(かいくわ)を以て
(よ)しと爲し、人物は
(しやうがい)を以て
と爲す」とあり、
果とは狭劣果勇の意。[訓義]
1. せまい。心がせまく、せっかち。
[声系]
は〔説文〕未収であるが、水部の〔新附〕十一上に
(かい)があり、
の省声とする。また
に「
(かうかい)の气(き)なり」とあり、冷澄の露気、北方の夜気をいう。鋭くきびしいものを感じさせる語である。[熟語]

▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

