最新 地学事典 「カイチノゾア」の解説
カイチノゾア
学◆Chitinozoa
有機質の殻をもつ微化石の一群。A.Eisenack(1931)命名。殻は一般にフラスコ状・瓶状で,内部は中空。大きさは通常150~300µm。単独あるいは房状・鎖状に連なって産出する。分類学上の所属は不明で,何らかの後生動物の卵嚢とする解釈が有力である。カンブリア紀に出現。オルドビス紀~デボン紀末までの海成層に普遍的に産出し,有用な示準化石である。日本では,飛驒外縁帯福地地域の上部シルル系~下部デボン系吉城層から報告がある。
執筆者:栗原 敏之
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

