日本大百科全書(ニッポニカ) 「カイマントカゲ」の意味・わかりやすい解説 カイマントカゲかいまんとかげcaiman lizard[学] Dracaena guianensis 爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目テユウトカゲ科のトカゲ。南アメリカ北東部に分布する。全長1.2メートル、形態が小さなワニに似て、体背面は丸みを帯びた体鱗で覆われ、頸部(けいぶ)から胴にかけて数列の大形の鱗(うろこ)が並ぶ。尾は側扁(そくへん)しワニのような鱗板の配列となる。川や沼地から海岸近くの湿地にすみ、昼間はほとんど水中に潜み、夜間に行動する。主食は巻き貝で、強いあごの丸い奥歯で砕き、注意深く殻を吐き出して食べる。[松井孝爾] カイマントカゲ トカゲのおもな種類(2)〔標本画〕 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例