普及版 字通 「カ・けずる」の読み・字形・画数・意味
6画
[字訓] けずる
[説文解字]
[字形] 象形
頭や胸の骨の形。〔説文〕四下に「人のを剔(けづ)りて其の骨を置くなり。象形。頭骨なり」という。〔列子、湯問〕に炎人(たんじん)の国の話として、親が死ぬと「其のを(けづ)りて之れをつ」とあり、複葬の俗をいう。卜辞に「犬をらんか」のように、犬牲の法を卜するものがある。に祝の器である(さい)を加えたものは咼。(禍)の初文である。
[訓義]
1. わける、けずる、とく。
2. わざわい。
[声系]
咼は声に従う。〔説文〕に咼声の字十三字を収める。多くの声義に従う字である。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報