カゼラ(英語表記)Casella, Alfredo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カゼラ」の意味・わかりやすい解説

カゼラ
Casella, Alfredo

[生]1883.7.25. トリノ
[没]1947.3.5. ローマ
イタリアの作曲家,ピアニスト,指揮者。父はチェリスト,母はピアニスト。 1896年パリ音楽院に入学,ピアノをディエメルに,和声をルルーに学ぶ。 1900年フォーレに師事。 08年自作の『第1交響曲』を指揮して楽壇に登場。 15年故国ローマへ帰り,サンタ・チェチリア音楽院のピアノ教授となる。 17年「国立音楽協会」を創立してイタリア古典音楽の復興に努め,さらに評論雑誌"Ars Nova"を創刊前衛音楽の普及を指導するなど,現代イタリアの音楽界に貢献するところ大。初期は R.シュトラウスマーラーの影響を受けるが,次第に新古典的傾向に移る。主要作品はバレエ『壺』 (1924) ,管弦楽曲『スカルラッティーナ』 (26) ,声楽曲『平和へのミサ』 (44) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カゼラ」の意味・わかりやすい解説

カゼラ
かぜら

カセッラ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android