カッパドキア洞窟修道院(読み)かっぱどきあどうくつしゅうどういん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カッパドキア洞窟修道院」の意味・わかりやすい解説

カッパドキア洞窟修道院
かっぱどきあどうくつしゅうどういん

トルコアナトリア高原の南東部にあるカッパドキア地方には凝灰岩が侵食されてできた数千の奇岩が連なっているが、それを掘り抜いてつくられた修道院聖堂をさす。これらがつくられたのは4世紀に入ってからのことらしいが、その最盛期は11世紀といわれる。現在のギョレメ、ゼルベ、チャプシン、ソアンルーにとくに多いが、内部は多く素朴な壁画で飾られ、幾世紀にもわたっているその遺跡は美術史上も注目されている。この地方は、4世紀後半東方におけるキリスト教的思想や修道制の発展に大きな役割を演じ、「カッパドキア三星」とうたわれた三教父たちの故郷であったことも、これら修道院の叢生(そうせい)を促すに力あったであろう。

[今野國雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む