カデシュの戦い(その他表記)Kadesh

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カデシュの戦い」の解説

カデシュの戦い(カデシュのたたかい)
Kadesh

カデシュシリアのオロンテス河畔にある要害の地。(1)ここでエジプト第18王朝のトトメス3世がアジア連合軍を破った戦い。(2)第19王朝のラメセス2世と,ヒッタイトのムワタリ王がここで会戦し,両軍互いに勝利を主張した戦い(前1286年あるいは前1275年頃)。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「カデシュの戦い」の解説

カデシュの戦い
カデシュのたたかい
Kadesh

前13世紀に行われた,エジプトとヒッタイトの戦い
エジプト王ラメス2世とヒッタイト王ムワタリが,現在のシリアの地においてそれぞれ約2万人の兵力で激突した戦車戦。双方とも勝利を宣言しているが,おそらく2人乗りのエジプトの戦車に対し,3人乗りであったヒッタイトのほうが優勢であったと考えられる。戦いののち,ヒッタイトとエジプトは婚姻関係を結んだ。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android