かみずる(読み)カミズル

デジタル大辞泉 「かみずる」の意味・読み・例文・類語

かみ‐ず・る

[動ラ五(四)]のぼせあがる。上気する。
「気は―・ってしまうしなあ、動悸はひどくするし」〈逍遥当世書生気質

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精選版 日本国語大辞典 「かみずる」の意味・読み・例文・類語

かみ‐ず・る

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 上気して判断がつかなくなる。のぼせあがる。多く「気はかみずる」の形でいう。
    1. [初出の実例]「かみづってふける気同士が行当る」(出典:雑俳・千枚分銅(1704))
    2. 「気は逆上(カミヅ)ってしまふしなア、動悸はひどくするし」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉六)

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