デジタル大辞泉
「逆上」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぎゃく‐じょう‥ジャウ【逆上】
- 〘 名詞 〙
- ① 興奮して、頭部や顔面などが充血すること。のぼせ上がって精神が正常でなくなること。現在では、激しい怒りや悲しみなどのため、頭に血がのぼって興奮し、取り乱すことをいう。
- [初出の実例]「逆上(ギャクジャウ)あって猶更に、臣等の詞、お聞き済みなき御有様」(出典:歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)四立)
- ② 煙などがさがらずに逆にのぼること。
- [初出の実例]「高千穂の噴煙逆上して天を衝き」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四)
のぼせ【逆上】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「のぼせる(逆上)」の連用形の名詞化 ) 熱気や興奮などのために、頭がぼうっとすること。上気すること。また、そのような体質や病気。
- [初出の実例]「昇(ノボセ)じゃ程に、ふじへ灸をしろと」(出典:咄本・蝶夫婦(1777)灸所の早合点)
さか‐あがり【逆上】
- 〘 名詞 〙 鉄棒、つり輪などで懸垂し、体をそらせ、両足を上にあげ、さかさまの姿勢から反動を利用し、腕の力を使って体を引き上げる技。
- [初出の実例]「足かけ上りや逆上りすらなかなかできなかった」(出典:林檎の下の顔(1971‐73)〈真継伸彦〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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