カラハリクラトン

最新 地学事典 「カラハリクラトン」の解説

カラハリクラトン

Kalahari craton

アフリカジンバブウェを中心とした,径約2,000kmの長円形のクラトン(剛塊)。南のカープファールクラトン(狭義)と北のジンバブウェ(ローデシア)クラトン(狭義)および両者を分断する東西走向のリンポポ造山帯からなる。カープファールクラトンのグリーンストーン帯Swaziland系(35億~32億年前)の形成,約31億年前の花崗岩類の活動の後,安定地塊となる。これをWitwater-srand系,Transvaal系など31億~18億年前の5系の楯状地堆積岩層が覆う。Bushveld岩体の活動は20.5億年前。ジンバブウェクラトンもカープファールクラトンとほぼ同様の層序を示し,グリーンストーン帯のSebakwian層群(約35億年前)の形成,33億年前の花崗岩の活動の後,安定地塊となる。これをBulawayan層群,Shamvaian層群が覆う。Great dykeの活動は約25億年前。リンポポ造山帯では,32億年前にグラニュライト相変成作用を受け,27億年前に後退変成作用を伴う強い変形作用を受けた。原岩が類似すること,両側のクラトンの地質構造が連続すると思われることから,リンポポ造山帯は単一のクラトン中で起こったエンシアリック造山帯と考えらる。カラハリクラトンは金・ダイヤモンドなどの鉱物資源に富み,アフリカのクラトン中で最も研究が進んでいる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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