カラバー(読み)からばー(その他表記)Calabar

デジタル大辞泉 「カラバー」の意味・読み・例文・類語

カラバー(Calabar)

ナイジェリア南部の港湾都市クロスリバー州州都。カラバー川の河口近くに位置する。16世紀頃より奴隷貿易ヤシ油輸出で栄え、南部ナイジェリア保護領の首都が置かれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カラバー」の意味・わかりやすい解説

カラバー
からばー
Calabar

西アフリカ、ナイジェリア東部のクロス・リバー州の州都。人口17万(1995)。カラバー川の河口近くに位置する港湾都市で、奴隷貿易とやし油輸出港として栄え、当時の港町ヘンショウ・タウンはいまも港の近くに残っている。一時、南部ナイジェリア保護領の首都となったが、ポート・ハーコート発展とともに、輸出港としての重要性は低下した。しかし現在もナイジェリアの主要貿易港の一つである。カラバー大学がある。

[島田周平]

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