からりからり

精選版 日本国語大辞典 「からりからり」の意味・読み・例文・類語

からり‐からり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 堅い物が触れ合って響く、高い音を表わす語。続けて、また、繰り返し響く音を表わす。
義経記(室町中か)四「高足駄はきて、殿の方へからりからりとしてぞ参りける」
日葡辞書(1603‐04)「Carari(カラリ) cararito(カラリト)〈訳〉振鈴などの金属が鳴るさま」
② かわききったさまを表わす語。転じて、金銭に窮しているさまをも表わす。
咄本・軽口露がはなし(1691)一「太鼓といふ者は、からりからりの身体(しんだい)なれば、かねもちに付て歩まねばならぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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