カラリーパヤット(その他表記)Kalarippayat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラリーパヤット」の意味・わかりやすい解説

カラリーパヤット
Kalarippayat

インド南部地方の武術。14世紀頃,ナヤール (兵士) カースト共同体をつくり,そこでの軍事的な身体訓練が洗練されて今日のような武術になった。カターカリヤクシャガーナなどの舞踊劇にも影響を与えたという(→インド舞踊)。カターカリの足の使い方はカラリーパヤットの鳥や動物の動きに似ており,その影響がうかがえる。ケララ州の州都ティルバナンタプラムに訓練学校がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android